統合的介入法と融合したアート心理セラピー
アート心理セラピーは心理療法(Psychotherapy)の一種ですが、私が訓練を受けたIATEでは、
「統合的介入法(Integrative Psychotherapy)」と「アート心理セラピー」を融合させた療法を学びました。
この「インテグレティブ・アーツ心理セラピー(Integrative Arts Psychotherapy)」の特徴は、
1. 特定の学派にとらわれずに、アセスメントと対話を基にクライアントの様々な悩みや問題に柔軟に対応・支援する点です。
私は主にゲシュタルト心理学と愛着理論をアセスメントに取り入れておりますが、
クライアントの悩みに効果が得られると思う技法も多々取り入れています。
(精神分析、対象関係論、システミック、交流分析/TA、ユング、MBT等)
2. 悩みや問題に集中するだけでなく、クライアントの生い立ちや置かれている環境など、トータルな観点でとらえた時に、
途切れた感じ、埋もれた感じがする部分と意識された部分との繋がりをみつけていく、という考えを元にしています。
たとえば、英国に在住の日本人の方は、どのように両国の文化をとらえているかという観点からも模索してみる、
というのも有効な場合があると考えます。
3. 自分の感情・思考・身体の反応などとつながりをみつけていく中で、自分らしさと向き合い、
気付き、受け止めていく経験を重ねていく点です。
4. 対話や絵画だけでなく、音を出してみたり、体の動きで表現したりと、いろいろな非言語コミュニケーションを統合しながら、
心の中の辛さを表現して、言葉だけでは得られにくい気持ちの表現の深さや厚みを模索するという点です。

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